臨床検査科


臨床検査には患者さまの血液や尿、あるいは組織を検査する検体検査と、患者さまに直接触れて検査を行う生理検査があります。検体検査は現在7名・生理検査には4名、総勢11名で病気の診断だけでなく、治療の方針を決める手助けをしています。

臨床検査とは

人間の感覚を主体にした情報だけでは、すべての病気の診断を付けるのは困難であり、治療をする上でも患者さまのからだの状態を知らなければなりません。
そのために患者さまの体液中に溶けているいろいろな物質を測り、目に見えないからだの中の詳細な状態をのぞいたりして、科学的・物理的に時に形態学的に観察しからだの状態を把握し、病気の診断や治療に役立つよう検査するのが臨床検査です。

臨床検査写真

ひとこと

 病理検査室では、組織診断、細胞診断、手術中の迅速診断を主な業務としています。
 病理検査とは、患者の身体から採取された病変の組織や細胞から臨床検査技師が顕微鏡標本を作り、病理医がそれを顕微鏡で観察、診断する検査です。
 この病変が腫瘍であるかどうか、また腫瘍であれば良性か悪性か、腫瘍の種類やその広がり、薬剤の効果がある腫瘍型であるか等を調べ、最終診断として臨床医に報告しています。

 超音波検査は心臓、血管、腹部、表在を行っています。検査には超音波検査士1名(日本超音波医学会認定)が対応しています。

 脳波検査、呼吸機能検査、睡眠時無呼吸症候群の検査を行っています。