臨床研究部
臨床研究部ニュース
臨床研究部
はじめに国立病院機構の目標の一つは、臨床研究の推進であり、それを通じて、患者様の生活の質や健康を増進することです。長良医療センターは、心臓循環器内科、呼吸器内科・外科、産科、NICU、小児内科・外科、神経小児、重症心身障害児(者)の医療を柱としており、それぞれの分野が、地域の医療に大きな役割を果たしています。臨床研究部は、各診療科やコメディカルの方々と連携して、臨床研究を推進し、患者様の健康増進のお役に立ちたいと考えております。
長良医療センターの臨床研究部は平成23年4月に、正式に臨床研究部として発足しました。その後、平成25年4月に臨床研究棟が完成し、以後、フローサイトメーター、PCR、蛍光顕微鏡など最新の研究機器の整備が進んでいます。
臨床研究部は、微力ながら精一杯、汗をかき、知恵をしぼり患者様の生活の質の向上に寄与したいと考えております。皆様のご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
臨床研究部の組織
6つの研究室で構成されています。臨床研究部
- 免疫病態研究室
- 再生医療研究室
- 先進外科治療研究室
- 呼吸器疾患治療研究室
- 重症心身障害・神経/筋・アレルギー治療研究室
- 臨床研究部医療情報・治験管理室
免疫病態研究室
室長 : 森 啓悦 (総合内科・リウマチ科医長併任)
免疫病態研究室では、総合内科・リウマチ科の診療から生まれる問いを整理し、診療、教育、地域連携へ還元することを目指します。日々の診療では、同じ診断名であっても、症状、経過、治療への反応、生活への影響が患者さんごとに異なることに出会います。その違いに向き合う中で、「なぜこのような違いが生まれるのか」「どのように診療へ返せるのか」という問いが生まれます。当研究室では、診療の中で生じた問いを、症例検討、臨床研究、教育資料作成などへつなげ、得られた視点を再び診療へ返す循環を大切にします。特に、リウマチ・膠原病、免疫異常、血管障害、全身性炎症、診断が定まる前の症候などに関心を持ち、患者さんの状態をよりよく理解するための視点を蓄積していきます。
研究は、診療から離れた特別な営みではありません。目の前の患者さんの症状、経過、検査結果、生活背景を丁寧に記述し、考察することから始まります。その積み重ねは、若手医師や研修医の教育にもつながり、将来の診療の質を高める基盤になります。当研究室では、診療で生まれた問いを大切にしながら、患者さん、地域医療、教育、未来の医療へ還元できる活動を目指します。
再生医療研究室
室長 : 舩戸 道徳 (療養診療部長併任)
当研究室は、2010年4月から2013年6月までの京都大学iPS細胞研究所(長船健二教授研究室)での研鑽を生かし、2013年7月に活動を開始いたしました。同年9月からは、岐阜薬科大学の原英彰学長および嶋澤雅光薬効解析学研究室教授のご指導のもと、神経、筋、眼疾患の研究に邁進してまいりました。また、2014年4月には「難治性疾患の患者さんに治療薬を届けたい」という強い思いから、前身の「神経・筋疾患研究室」から現在の「再生医療研究室」へと改名いたしました。さらに、2025年10月からは、岐阜薬科大学のサテライト研究室である生体再現学研究室の久世祥己講師と共に新たな研究を展開しています。具体的な研究内容は以下の通りです。
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疾患特異的iPS細胞研究
患者さん由来のiPS細胞(人工多能性幹細胞)を用いることで、試験管内で病態を再現(模倣)することが可能です。この疾患特異的iPS細胞を活用し、病気のメカニズム解析や新たな治療法の開発を行っています。 -
未診断疾患研究
未診断疾患イニシアチブ(IRUD)の協力病院として、家族歴があるものの診断がつかないケースや、複数の臓器に異常が見られるものの病名が確定していない患者さんを対象に、確定診断に向けた研究・解析を行っています。 -
難治性疾患治療研究
デュシェンヌ型筋ジストロフィーに対するエクソンスキッピング治療や、脊髄性筋萎縮症に対するスプライシング修飾剤の安全性および有効性の評価・検証を行っています。
研究成果については神経小児科をご参照ください。
| 研究補助員 : |
関 順子(臨床検査技師) |
先進外科治療研究室
室長 : 小松 輝也 (呼吸器外科部長併任)
呼吸器疾患治療研究室
重症心身障害・神経/筋・アレルギー治療研究室
長良医療センターは、たくさんの神経・筋の難病、アレルギー・免疫の患者様の診療にあたっています。多くの神経・筋の難病には有効な治療法がなくリハビリなどの対症療法に治療法は限られています。そこで、これらの病気を治すための新たな治療法、治療薬の開発を試みています。また、アレルギーの原因を研究することで、アレルギーにならないための方法や、一旦アレルギーになってしまった体質を治す方法を研究しています。さらに、アレルギー、免疫の病気をおこす遺伝子をみつける研究も行っています。
臨床研究部医療情報・治験管理室
室長 : 舩戸 道徳 (療養診療部長併任)
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医療情報管理
国が推進する医療機関の機能分化・強化と連携、在宅医療の充実等に向けて、医療情報の適切な管理を行っています。 -
治験管理
院内での新薬の開発や臨床試験(治験)が安全かつスムーズに行われるように、治験薬の管理やスケジュール管理を行っています。
| 臨床研究コーディネーター(CRC): | 田中 恵子(看護師) 米倉 圭(看護師) |
研究活動および公的研究費の適切な取り扱いについて

